卵巣をおおう皮膜が厚く硬いため、成長した卵子が排卵できなくり、出口を失った状態です。次々に成長し続ける卵子が卵巣にたまって、卵巣が大きく腫れてきます。卵巣にたまった卵は超音波で検査すると、図のように見えます。卵胞が真珠のネックレスのように連なって見えることから『ネックレスサイン』と言われています。

症 状
月経不順・肥満・不妊・男性化(多毛・にきび等)
内分泌的特徴
(1)血中のLH基礎値が高い
(2)LHーRHテスト
  血中LHの著明な増加(5〜10倍)血中FSHのわずかな増加(2〜3倍)
(3)アンドロゲンの増加(日本人には頻度は少ない)
治 療
クロミッド療法
排卵誘発剤で卵胞の発育を促します。
クロミッド+ステロイド療法
クロミッドだけで効果が見られなければ、副腎皮質ホルモンを追加します。
HMG+HCG療法
直接卵巣を刺激します。
(OHSS(卵巣過剰刺激症候群)になる頻度が高いため注意が必要。)
卵巣楔状切除術
手術で卵巣にくさび状の切り目を入れ、厚くなった皮を傷つけて排卵しやすくします。(最近はあまり行われていません)
卵巣穿刺術・卵巣焼灼術
腹腔鏡で行う手術です。

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